
WEDGE 12月号 「もうひとつの沖縄問題」

1972年の沖縄の本土復帰以降、米軍基地の受け入れに対する見返りや本土との格差是正などの目的で、沖縄特別措置や振興計画のもとに日本の予算投下が行われてきました。
その一方で現在も1人あたり県民所得や完全失業率は全国で最低の水準にとどまり、一部では国の振興策に依存し過ぎて経済的な自立ができていないとの指摘も聞かれます。
そして沖縄の振興策が見直される2012年度、その内容如何によっては沖縄の置かれる状況に大きな影響を与えることも考えられます。
このような課題を前に2012年度が沖縄にとっての転機となるのか?本特集では本土の少し冷めた視点で語られています。
ちなみに…沖縄の優遇措置のひとつに酒税の軽減もあります。
沖縄で製造される泡盛やビールは税率が低く設定されているのですが、2012年度にはその優遇措置もなくなる可能性があります。
泡盛の値段はどうなってしまうのでしょう?酒造各社は大丈夫なのでしょうか…。