2013年06月02日 03:39
開港効果は大きく、航空各社の輸送実績は好調に推移している。
特に直行便は高い搭乗率で、週末や祝祭日のチケットを押さえるのが難しいほどだ。
その中で今月10日からはLCC(格安航空会社)のピーチ社が関西~石垣路線を開設、9月には那覇~石垣路線も運航を開始する。
さらに7月10日からは、スカイマーク社が那覇~石垣線や神戸~石垣、成田~石垣路線に新規参入する予定で、新空港への輸送力は激増、市観光交流協会が打ち出した年間観光入域目標80万人は確実に達成する見通しだ。
- 八重山毎日新聞(2013年6月1日の記事)より -
航空会社の料金競争に伴う経済効果やデメリットは、先行の宮古島市で示された。
安い運賃で観光客は大幅に伸び、街は活気づいた。
しかし一方で、手数料運営を中心にしている旅行社は、料金の圧縮で売り上げが大きく落ち込み、宮古島市から撤退した旅行社もある。
運賃引き下げ競争は航空会社の体力勝負にもなり、宮古島では1社が運休すると即座に料金は跳ね上がり、格安運賃に慣れた住民、観光業界を戸惑わせた。
- 八重山毎日新聞(2013年6月1日の記事)より -
だが私たちは航空運賃の低減化を期待する一方で、八重山観光の展望をしっかり見据えなければならない。薄利多売の格安観光地としてはならないのである。
南ぬ島空港の開港以来、街は大きく様変わりした。業界の予想を大きく上回る入域があり、あらゆる業種に波及している。
その効果は国内だけにとどまらず、海外にも広がりを見せつつあり、台湾チャーター便も復活、さらに新たな動きも起きている。
- 八重山毎日新聞(2013年6月1日の記事)より -