マブヤーの魂にたっぴらかされた

よん

2012年01月22日 23:55


ウチナーを守るためにニライカナイからやってきた戦士「琉神マブヤー」の活躍を描いた映画『琉神マブヤー THE MOVIE -七つのマブイ-』を見ました!

マブヤーが戦うのは(世界征服でも日本征服でもなく)ウチナー制服を企てる「マジムン」軍団。
「マジムン」とは魔物や妖怪という意味がありますけど、映画のマジムンは人間の悪の心の象徴なんですね。
だからマジムンが世に蔓延ると災いとなって人間に跳ね返ってくる。
そしてマブヤーはウチナーンチュの大切な魂(マブイ)を呼び覚ます存在と言えます。

映画の後半、彼らは未知なる外敵と対峙してウチナーは絶望の危機に陥ります。
それはマジムンが引き寄せた災い。
そのことが現在の日本を皮肉っているようにも思えてしまいます。
でも相手を思いやる心があれば乗り越えられるのです。


実は私はTVシリーズはほとんど見たことがないのですが、約90分という短い上映時間のなかにメッセージを詰め込み、分かりやすくまとめられていたと思います。
出演者は沖縄出身者で固めてセリフは方言そのまま。
沖縄の風習を存分に取り入れローカル色満載で、地元では老幼男女に支持されるヒーローというのも納得です。

それから狙って作ったチープ感も肩ひじを張らずによい感じですね。
マブヤー(どう見てもシーサーが原型とは思えない ^^;)のコスチュームはそれなりによく出来ているのですけど、マジムン軍団といったらゆるキャラそのもの!
(ヒーローショーに紛れ込んで着ぐるみと間違えられるシーンに活かされた)
ハブとマングースは喧嘩しないのか?
ジンベーは小さすぎるだろ!(しかも口しか動かない)
などなど、突っ込みどころ満載です ^○^)

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