沖縄はどれだけ暑いのか?

よん

2013年06月29日 02:27

沖縄は梅雨も明けて本格的な夏に突入!
とにかく「暑い」という印象の沖縄ですけど、いったいどれくらい暑いのでしょうか?

以前に沖縄の天気を調べたときと同様に、気象庁の統計情報を使って沖縄の最高気温を調べてみました。

<分析方法>
 (1) 石垣島の2010年から2012年の3年分の、日ごとの最高気温のデータを使用する。
 (2) 3年分の日ごとの最高気温を月ごとに集約して、月ごとの最高気温の密度分布を推定する。
  ・横軸:最高気温
  ・縦軸:密度分布

※ ここでは密度分布の数学的な意味は置いておいて、月ごとの最高気温の曲線を見て、山の高いところの気温(横軸)の日が多い、と理解して下さい。




グラフを見ると1月から次第に曲線の山が右にズレていき、今月の6月は横軸の最高気温が31.5度くらいを頂点に、裾野広い山となっています。
これはつまり6月は最高気温が31.5度前後の日が多く、また寒い日には最高気温が山の裾の左端の25度程度まで下がり、暑い日には最高気温が山の裾の右端の35度程度まで上がるという解釈ができます。

そしてこれからの7月-8月の2カ月間は裾の狭い尖った曲線に変化し、山がさらに右へと移動していることが分かります。
これはつまり、これからの2ヶ月間は曲線の山の頂点の33度程度の安定した日々が続くということを示しています。

こうして改めて沖縄の気温をデータで見てみると、7月-8月が特別な状況だということが理解できるかと思います。


ちなみに那覇と宮古島の最高気温も調べてみましたけど同様の状況でした。






ではいったい東京と比べるとどうなのでしょうか?
同様の手法で東京の最高気温を調べてみると、沖縄とは明らかに特性が異なることが分かります。




東京では8月の曲線が最も右にズレて最高気温の頂点を34度程度とし、曲線の山の裾も狭くて定常的にに暑いことが判ります。
こうやって見るとやっぱり沖縄よりも東京の方が暑いんですね。


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